キリン社会保険労務士事務所 コラム

正しい諺(ことわざ)教室⑤

諺教室がなんと5年ぶりに復活です。

いつも残りてマウスを拭く(間違い)

世界中から最高の野球選手が集まるアメリカメジャーリーグの中でも「超一流」と言われるイチロー選手。
彼が自分の仕事道具であるグラブやバット、スパイクシューズなどの手入れを決して人任せにしないことはあまりにも有名です。
試合終了後、チームメイトが全員去った一人ぼっちの控え室で、一人もくもくとグラブを磨くイチロー選手のように、ビジネスの世界でも「超」が付くほどの一流の仕事人は、例外なく自分のビジネスツールを大切に扱います。
あなたの職場にも遅くまで残ってパソコンのマウスを丁寧にクロスで磨いている超一流のビジネスマンがきっと一人はいることでしょう。
「大きな仕事を成す者は、実は些細で細かい仕事を少しずつ丁寧に積み上げているものだ」という意。

羹に懲りて膾をふく(あつものにこりてなますをふく)
が正しい。
一度の失敗に懲りて、次から必要のない心配や用心をすること。
「羹」は熱いお吸い物。「膾」は酢で和えた冷たい料理。熱い吸い物でやけどをしたのに懲りて、冷たい膾まで吹いて冷ますという意味。

屯田兵(とんでんへい)する鰹武士(間違い)

屯田兵は、明治時代に北海道の警備と開拓にあたった兵士。
士族の活用に頭を悩ませていた元薩摩藩士西郷隆盛は、明治4年から明治6年にかけて、士族に北方警備と開拓の任務を与えようと主唱した。
明治7年、西郷と同じ薩摩藩出身の黒田清隆(当時開拓次官)が屯田制を建議し、翌年から実施された。
旧薩摩藩の士族の多くが屯田兵として出征していったが、南国育ちのかれらにとって北海道の寒さは想像を遥かに凌ぐもので、その苦労は並大抵のものでなかった。
当時、かれら旧薩摩藩出身の士族はかれらの生まれ故郷の特産物である枕崎の鰹節にひっかけて鰹武士とよばれて同情された。
「よかれと思って行ったことも結果的に不幸を招くことがある」という意味で使われる。
なお、屯田制は明治37年に廃止された。

飛んで火に入る夏の虫
が正しい。
自ら進んで危険や災難に身を投ずる愚かな行為のたとえ。

爺(じじ)も朝ズバッあたりまえ(間違い)

「みのもんたの朝ズバッ」(月~金曜日/5:30~8:00)は、平日朝の視聴率が長い間振るわなかったTBSが、元文化放送アナウンサーのみのもんたを起用し2005年3月28日より放送を開始した情報番組。
番組開始当初、家族の誰よりも早起きで早朝のチャンネル権を握っている高齢者の多くから、「朝からみのもんたは勘弁してくれ」と苦情が相次いだ。
しかし、基本的に勧善懲悪やわかりやすさを好む高齢者は、しばらくするとみのの「ズバズバ斬る」という歯切れのよいスタイルにも慣れ、「朝ズバッ」ファンも徐々に増えていった。
2006年10月の月間平均視聴率は10.2%で、日本テレビ系「ズームイン!!SUPER」の9.9%、フジテレビ系「めざましテレビ」の9.4%を上回り、現在ではTBSの看板番組のひとつ。
みのもんたの人気は、中年女性に支えられていると信じられていたが、今やみのの人気は、老若男女を問わず圧倒的である。
「できるやつは、結局何をやってもできる」という意味。

雉も鳴かずば撃たれまい
が正しい。
余計なことを口にすると災いを招くということのたとえ。


※「正しい諺」のほかはフィクションです。いうまでもないですが。
2007.11.10

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