陽平コラム25(2009.8.24) ちょっとした怖い話①
今年は本当に夏らしくない夏でした。
しかも恐ろしいことに、もう秋の気配が漂っています。
まだ8月だというのに…、まだ夏らしいことをしていないというのに…。
という事で、今回は過ぎ去りし夏への未練たらたらに、怖い話をします。
何か居るのでしょうか?
私は、いわゆる見える人ではありません。
何かイヤだな~というような雰囲気を感じることもほとんどありません。
しかし、これまで何回か怖い思いをしています。
始まりは高校生のときぐらいからでした。
当時の私の部屋は、夏は蒸し風呂、冬は湿気が多く寒い(暖房つけていますよもちろん)という結構な悪環境でした。
その部屋では、怪現象が度々ありました。
1.電源の切れているCDラジカセの電源が急に入り、ラジオが大音量でなる(電源切ったときはCDのはずなので、何かの拍子にスイッチが入ったとしてもおかしいかなと)。
2.夜寝ていると度々金縛りにあう。
3.家族全員が居間にいるのに、白い影が部屋の中へ入っていくのを目撃する。
これらの現象も最初はびっくり驚きましたが、意外とワンパターンで、慣れてくると「あぁまたか」という感じになっていきました。
そう、あの夜までは……。
真夜中の訪問者
その日は、秋にしては寝苦しい夜だったので、普段は閉めている部屋の入口ドアを開けて寝ていました。
夜中の3時ごろだったと思います、突然の金縛りで目が覚めました。
天井に仰向けの状態で、手は両わき腹にピッタリと付けていました。
またかと思って、とけるのを待っていると、居間の方でガサガサという音が聞こえます。
半分寝ぼけている私は、「あぁ、誰かビニール袋をいじってるんだ」と気にしていませんでした。
しばらくしたら止むと思っていたガサガサ音は一向に止みません。
「誰だよ夜中に」と少しいらっとしながら時計を横目で見ました。
(金縛りに合うと体中の自由を奪われますが、唯一眼球だけは動かすことが出来ます。)
しかももたもたとずっとビニール袋のこすれる音は聞こえ続けています。
「あれ?ビニール音(略)が移動してる??」
スピードは遅いのですが、音は居間から移動を開始したように感じました。
「あれ??、どこに?」と思ったところで、やっとおかしいなと思い始めました。
いくら家族とはいえ、真夜中にビニール袋をいじり、不快な音を出しながら、歩くでしょうか?
それにいくら耳を澄ましても足音は聞こえません。
何より決定的なのは、私は今金縛りに合っているのでした。
「や・ば・い」そう思ったとき、音の行き先が分かりました。
真っ直ぐこの部屋に向かって来ています。
「どうしよう!どうしよう!!」
対策も立てられていないのに、音は部屋のすぐ外にまで来ました。
どうしようもなくなった私は、ぎゅっと目を閉じました。
音はついに部屋の中に入ってきました。
こうなったら絶対に見てはいけないと決意します。
「あれ?」音が消えました。
金縛りは継続中なので、気は抜けません。
そうやって目を閉じたまま何も無く3分ぐらい経ったでしょうか、「おっ、何とかなったかな」と気を抜きかけたとき、耳元で特大の「ガサガサ」が…。
以後30分以上、金縛りがとけてもそのままの姿勢で目を閉じていたのは言うまでもありません。
しかし、何だったのでしょう?あの音は?
分からなくて良かったと思う、今日この頃でした。
(陽平)