キリン社会保険労務士事務所 コラム

正しい諺(ことわざ)教室③

「“銭湯多くして船村徹”と今まで何度言ってきたことか。思い出すと、恥ずかしくて顔から火が出そうです」
「アクィナスは秋茄子のことだったとは・・実はまだ少し信じられません」
などなど「正しい諺教室」に対する大きな反響に、少し戸惑いつつも、ちゃっかり第3弾です。
やっぱり、あなたも諺(ことわざ)を間違って使っていませんか?

吐血(とけつ)にいらつくんだ。こいつぁ、AIDS? (間違い)

AIDS:エイズと発音する。「後天性免疫不全症候群」と訳す。
体の抵抗力が極端に落ちて、普通の人なら病気にならない病原体の感染でも重病になり、死ぬことが多い病気を意味する。
最近日本でもAIDSが急激に増えてきたという。
テレビや新聞では、さかんにAIDSに関する正しい知識が必要だと言っている。
神経性のストレスから生じた吐血でも、過去にやましい行為をした者は『もしかしたら、俺ってAIDS?』と勝手に思い込み、恐怖と不安で更にストレスを加速させ、かえって症状を重くしてしまうという。
「人間というのは、思い当たる節があると、冷静に客観的に見れば何の因果関係も無いと判断できるものでも、悪い方悪い方へと思い込んでしまうものだ」との喩え。

虎穴(こけつ)に入らずんば虎児(こじ)を得ず が正しい。
虎のすむ洞穴に入らなければ、虎の子は得られないの意から、「何事も危険を冒さなければ、大きな成果を得ることはできない」という喩え。

水虫、タムシ、癪(しゃく)だぜ (間違い)

 皮膚科でもっともポピュラーな病気である「水虫」も「タムシ」も、白癬菌(はくせんきん)というカビによっておこる。
この菌は土の中でも畳の中でも、どこにでも存在するが、「家人」に水虫の人がいると、その分、家の中の量は多くなる。
特に子供の「タムシ」の場合、両親のいずれかが「水虫」にかかっていることが多いという。この白癬菌のはびこる身体の部位により、それぞれの病名がついていると考えてよい。足なら「水虫」、陰部なら「タムシ」というわけだ。
「水虫」と「タムシ」の両方に攻撃されていると思い込んでいても、同じ薬で治ってしまい、『なぁんだ、同じ病気だったのか!』と後で知り、2倍も悩んでいたことを馬鹿馬鹿しく思う。いちいち名前が違うところが癪の種なわけだ。
全く違うものだと思っていたものが、実は同じものだったり、同系統のものであったりしたことがわかると、それまでの調査や研究が、実は半分の労力や時間で済んだんだと気付き、「いちいち違う名前がついている」ことが癪にさわる、との喩え。

三つ子の魂百まで が正しい。
幼少時代の性格や性質は年をとっても変わらない、という意味。

アクセス ミニスカポリス (間違い)

 「出動!ミニスカポリス」:東京テレビ系列で1996年8月に放送が開始された自動車情報バラエティ番組。現在8代目ポリスが活躍している。
初代ポリスに、バラエティ・タレントとして人気のある、さとう珠緒が在籍していたことは、意外と知られていない。
「カー情報+お色気」で売っているが、当初はまじめな自動車情報バラエティ番組であった。ただし、番組制作者のモットーが「より安く、より視聴率をとるように」であったため、低俗化、破廉恥化への道を辿ることは目に見えていた。
「諺として、どんなに含蓄のあるものであったとしても、それがミニスカポリスを喩えたものであるなら、もはや軽薄、低俗の謗りは免れない」というところから、「重要な話に軽薄な喩えを使うと、話そのものを軽くしてしまう」という意味で使われる。
諺の存在そのものが自虐的な意味を持つ、変種・新種の諺であり、使用する際、TPOに注意を要する危険な諺としても有名である。

悪銭、身に付かず が正しい。
不正な手段で得た金は、つまらないことに使い、すぐになくなってしまうという意味。

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