陽平コラム⑳(2009.5.8) ボコボコながら
新緑の季節になりました。
日本のスポーツ界は、野球にしろサッカーにしろ開幕したばかりの時期です。
翻って、ヨーロッパのサッカーはシーズンの終盤戦です。
ビッグクラブ同士の試合もこの終盤戦に組まれていることが多いため、タイトルを賭けた熱い勝負が繰り広げられるのもこの時期です。
今月3日には、スペインで伝統と因縁の一戦がありました。
レアル・マドリードとFCバルセロナによるエル・クラシコです。
やはりバルサ
試合は 「6-2」 でバルセロナが圧勝しました。
ゴール決まり過ぎの感はありましたが、とても良い試合でした。
守りに出ると思っていたレアル・マドリードが積極的にゴールを目指したため、試合開始直後から非常にゴール前のシーンが多かったです。
バルセロナは恐らく現在世界一の攻撃力、組織力を持っています。
私見ではここ10年で一番強いチームかもと思っています。
一番強くはなかったとしても、一番攻撃的なチームであることは間違いないです。
テクニックあり、スピードあり、コンビネーションたっぷりで娯楽度は満点です。
レアル・マドリードは、今シーズン中の監督交代や怪我人の続出等、あまり良いニュースがありません。
それでもリーグで2位につけているのはさすがとも言えますが。
意地
レアル・マドリードが勝機を見出すには、しっかりゴール前で人数をかけて守り、セットプレーやカウンターから何とか得点を狙うのかなと想像していました。
両者の力関係は、そこまで開いています。
しかし、レアル・マドリードは打って出ました、バルセロナ以上の勢いで。
ホームということもあったでしょうが、そこには何か意地も感じました。
いまや雲の上の存在になりつつある永遠のライバル相手に、正面からの殴り合いを望んだのです。
結果は前述のとおり「ボコボコ」になりましたが、その負け様に正しさを感じてしまいました。
少年マンガに出てきそうな正しい意地です。
主人公は間違いなくバルセロナでしたが、その脇で卑屈にならずに戦ったレアル・マドリードは、宿敵としての役割をしっかり果たしたように感じました。
珍しく綺麗事が綺麗に通ったような気がしました。
(佐藤)